バネ数の多いマットレスの真実

ベッドのマットレスの性能の判断は、なかなか素人の方にはわかりません

だから簡単に 「高性能」 ぽく・・・・・あくまで 「ぽく」 です をアピールする手段に

「バネ数が多い」 と言うのがあります・・・・・もう一度言います 「高性能っぽくアピールする」 ために

たしかに 「弊社はバネの数が通常他社の2倍」 なんて言うと、簡単に素人にも伝わりやすい

ですから昔、某メーカーが普通のメーカーが 「一個」 と数えるところを 「二個」 とカウントし

「弊社のマットレスは、バネ数が多い」 なんていうセールストークを展開していました

個数のカウントの仕方に基準が無いのを良いことに、そんなことしていたんです どこのメーカーとは言いませんが・・・

今から20年くらい前でしょうか  その頃はどこの家具屋もその事実を知らず、そのままメーカーの言う事を鵜呑みにしていました

知っていたのは弊社ベッド館くらい しかし当時の弊社ではまたまだ発信力が弱く・・・・・

話しは戻りますが、それくらい 「バネ数が多い」 には性能に関係なく、アピール力があるという事実

確かにバネ数が多いというのは、悪い事ではありませんが、それだけが高性能というわけではありません

例えていうなら、身長180㎝で股下100㎝と聞くと、スタイルの良い脚の長いモデル  しかし体重130キロの超肥満体(笑)

足が長いだけが、カッコイイと言う要素では無いのと同じ

だから現在でも 「なんちゃって日本製マットレス」 の多くは、バネ数の多さをアピールするものが多い

しかし国産でマットレスのバネを下請け製造している業者数社に聞いたことがあります

「できればバネ数の多いベッドは作りたくない」

それはズバリ生産性が悪い事、常識的に考えて600個のバネを作るのと、1200個のバネを作るのとでは

手間も時間もコストも二倍近くかかります、だから 「提供価格を高くする」 しかし高くすると売れない・・・

じゃあどうするのか   

一つは 「なんちゃって日本製マットレス」  中国でバネを造らせ、日本で合体・・・なんちゃって日本製の出来上がり

まぁなんちゃってはウチは関係ないので、弊社とかかわったお客様にのみ、ご注意申しあげればいいことです

しかしあくまでも日本国内で全て作る場合、方法は 「コスト」を下げるしかありません

要は 「バネ数が多ければいいんです」

まずバネの材の質を低下させます、当然ベッドの性能は下がりますが、そんな事は関係ないでしょう

なんせ 「バネ数多いは七難隠す(笑)」  バネ数多いというだけで、バネ材の質まで気が付くお客さんは、稀

次にバネの巻き数を減らす  これも同じ、性能は低下しますが 「バネ数多いは七難隠す

巻き数を減らすことで、材料費は節約できるし、製造時間も少なくて済みます・・・・・当然性能、品質、耐久性は低下しますが

そんな事関係ありません 「バネ数多いは七難隠す」 ですから

普通、バネ数が多いマットレスは重い、でもバネ数が多くても、巻き数も少なく線径も細いマットレスは軽い

担いでみて 「あれ 軽い」 と感じた方も多られるはず・・・他店の販売員や配送員の皆さん

なんちゃっては重いけどね・・・まぁそれ以前の問題

ちょっと待ってください

じゃあバネ数シングルで1100個くらい、安いバネ材どころか、おそらくベッド業界№1の高級線材 ピアノ線B種を使用

バネの巻き数も12巻きと他社を圧倒、加えて内部のウレタンも比重50を使用している、それでいて低価格って・・・

アンネルベッドのスタープラチナのシリーズはどうなの

それはノンブランドだからです、仮にスタープラチナと同じものを、ブランドメーカーが販売したら

おそらく2倍くらいの価格設定になるでしょう・・・  アンネルは 「もう少し値上させてください」 と言ってきますが

「値上したら売らない」  世のため人のため

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