下の二枚の写真は、シーリーベッドの人気マットレス 「グローブ」のプラッシュ(ソフトタイプ)
ファーム(ハードタイプ) です
両者とも内部構造は、バネ、ウレタンなどの詰め物の質、料ともに全く同じです(もちろん価格、厚みも同じ)
では、どのようにして「ソフト」「ハード」に変えているのかと言うと
写真ではわかりづらいかもしれませんが、写真上のソフトタイプに比べ、写真下のハードタイプは
マットレス上面のキルティングの間隔が狭いことに注目下さい
・・・そうなんです、たったこれだけのことで「感覚」的にはずいぶんな堅さの違いが表現できます
もう一度言います、中身はハードもソフトも全く同じです
では、次に二枚のベッドパットの写真をご覧ください
ざっくりとダイア型にキルティングされたパット
かなり細かくキルティングされた多針キルトのパット
意外に思われるかもしれませんが、二枚のパットに使用されている綿の量は、両者ほとんど同じです
では、この二枚のうち、ダイア型キルトのパットを先ほどの、シーリーグローブ ファーム(ハード)に敷き
多針キルトのパットを、グローブ プラッシュ(ソフト) に敷いて「感触」を比べてみましよう
(新井家具ベッド館では、よくお客様に体感して戴く実験です)
すると・・・
あら不思議
ソフトはハードに、ハードはソフトへと変身します
たった厚み2cmほどのベッドパットを敷き変えただけで、その「感触」の変わりように驚かれるお客様がほとんどです
「シーリーのグローブがほしい」 とご指定のお客様は、圧倒的にプラッシュ(ソフトタイプ) を希望されます
理由を聞くと「ショール―ムなどで試し寝して、気持ち良かったから」とおっしゃいます
・・・・・ちょっと待って下さい
中身はバネも詰め物も同じなんですよ!!、マットレスのキルティングの間隔が変わって
単に「感触」が変わっただけで、はたしてこれを「性能」「寝心地が変わった」と判断しても良いのでしようか?
(しかも2cmほどのパットで「感触」は変わってしまています)
お客様は家具店での2~3分間くらいの「感触」を頼りに購入を決められるわけですから
逆にいえば「性能」は二の次にしても、お客様に三分間「気持ちの良い感触だ」 と感じさせることができれば
メーカーの勝ち、と言うことになります、(そうしていると言っているわけではありませんよ、念のため)
じゃあ、そもそもバネの存在する意味があるのでしようか?
「無くても良い」とまでは言いませんが、極論すると・・・・・いやこの辺でやめておきましよう