今更ながらですが、ベッドを売るのが好きです
なぜ好きかと言うと、それは「簡単だから」です(笑)
逆に不得意分野は、ズバリ「ソファー」です
サイズがほとんど決まっているベッドと違い、ソファーは 「縦 横 高さ」は千差万別
特に奥行き、高さなどは使用される人によって快適と感じるサイズはまちまち、年齢、性別、身長、体重によって
変わり、御家族が全員一致で「これが快適なサイズ、クッション感だ」となるケースは稀です
仮にそれらの意見の一致を見たとしても、「デザインがダメ」の一言でお話は白紙に戻ります(笑)
このような場合、大抵奥さま(女性)のご意見が通ることがほとんどです 御主人ナミダ目
次に待ち構える難問は、カラ―バリエーションです
正直多すぎると「あれもこれも」と迷われるだけだし、少ないと「これだけですか?」となります
運よく気にいったカラ―があって納期をメーカーに確認すると、「数か月」なんてことも輸入品などの場合
よくあることです
納期の問題もなんとかクリア―して、さぁ価格交渉です
「お客様、このランクの張り生地ですと〇〇〇円となりますが・・・・・」
ご予算に合えばめでたく「ご成約」と相成るのですが、そうでなかった場合
家具屋が泣くか、お客様に妥協いただいて張り生地ランクを変えるとか色々と価格を詰めていきます
サイズ、快適性、デザイン、カラ―、価格などなど
ある意味、御家族全員と家具店の妥協の積み重ねで商品が決定します
しかし ここまで来て最後の大どんでん返し
お部屋に入らない
この入らないという意味は、お部屋の予定の場所に置くことができないという意味と
導入経路、玄関、廊下、エレベータ、階段 場合によっては窓、ベランダを通すことができない
という二種類の意味があります
このことが影響しているのかどうかわかりませんが、日本全国に「ベッド専門館」なるものは
多数確認できるのですが、「ソファー専門館」というのはほとんど見たことがありませんね
それとも我々がベッドを売るのは簡単、と感じているのと同じで「餅屋は餅屋」
ベッド難しい、ソファーの方が遥かに簡単、と考えている家具店さんもいるのでしょうか?