面白い話を聞きました
以前書いたブログ 営業マンの嘆き・・・
にもあるように、安易に売り上げと利益が稼げるからと言って、インチキマットレスを販売した家具屋の末路
について、ある業界人より興味深い話を聞きました
インチキマットレス・・・ 表向きのスペックはかなり良いです、そのスペックを見ると 「こんなものがこんな低価格で」
これが実現可能かどうかは、長く業界に居ればわかること
仮にこれがインチキでないなら、恐らく慈愛に満ちたボランティア、採算度外視でそのマットレスを製造しているメーカーなのでしょう
ひょっとしたらそんなメーカーもあるのでしょうか・・・ そんなイエスキリストのような業者があるのかもしれません
そんな神様のようなメーカ―ではなく、本当に邪悪なインチキマットレスを販売しているメーカーの話
以前も書きましたが
有名ブランドマットレス 定価16万円 普通の家具屋は20%値引き、128000円売りのマットレス (弊社は大幅値引きで104000円)
それと同等品質性能の優良ノンブランドマットレス、実売価格10万円
・・・しかし上の二つと表向きのスペックが同等あるいはそれ以上でも、インチキマットレスなら、その価格は69800円
ですから、有名ブランド16万円をたくさん販売する力も、優良ノンブランドの10万円も販売する知識も信用もない家具屋は
インチキ69800円マットレスを販売するしか道はない・・・と考えるところも多いようです
これなら悪魔に魂を売ることにはなりますが、販売力も信用も、またさしたる知識もなくても、疑う事を知らない善良な消費者に
簡単に売ることが出来ます 運よく私のブログやHPを読んだ方は思いとどまるかもしれませんが
一見成約率は上がり、売り上げが回復したように感じますが、販売枚数が飛躍的に伸びるわけではありません
それが3倍になったのならともかく
せいぜい10%~20%程度の販売増では・・・いやたとえ1.5倍増であっても、16万円の有名ブランドを時折販売していたころと
売り上げ 「額」 は変わらないか、むしろ悪化しています
そして、そんな安易な販売に一度慣れてしまうと、もはや有名ブランド16万円も優良ノンブランド10万円も
販売できなくなってしまいます・・・ 大体理論的な整合性が合いません
そうして、売れない → ベッドコーナー縮小 → 廃業、倒産 という流れを、この話を聞かせてくれた人は
何度か見てきた・・・と話してくれました
しかし、このインチキマットレスを販売しているのは、そんな中小の家具屋だけではありません
もっとち密な計算のもとに戦略を立て、たくさん販売しているところもある・・・とご承知ください