まだまだ捨てたもんじゃないですね

昔ほど数は減りましたが、「〇〇家具さんでしか私は買いません」 と義理かけて家具を購入されるお客さんもおられるようで

今回はそんな家具屋さんのケース

その家具屋さんに義理をかけて、あるブランドベッドを購入に来たお客さん

・・・ただ今日の事、「インターネットで〇〇円で販売していた・・・でも同じ購入するなら、〇〇家具さんで買いたいと思って」

これ、その家具屋にとって、そのお客さんの行為、好意は今どき大変ありがたいことなのですが

問題は、そのネットでの販売価格が、その家具屋の仕入れ原価とほぼ同額

つまりネット価格に合わせて販売すると大赤字 とはいえ、せっかく義理立てして声をかけてくれたお客さんの気持ちを考えると

「出来ませんので、そっちで買って」 とは言いにくい

その家具屋さん、やむなく、メーカー営業担当に連絡 「いつもより、少し安く商品を卸してくれない」 と懇願

しかし今、多くのメーカーが自動管理と言って、商品の卸売価格を自動計算、いつもより安く卸すのは上司のハンコが必要

つまりほぼ不可能なのです・・・

しかしこの営業マン、浪花節の通じる男  一計を案じ、私に連絡してきました

「新井家具さん、〇〇家具さんにウチの商品を、安く卸してあげてください」

何のことかと事情を聞くと、彼はかくかくしかじか・・・

つまり、その商品は新井ベッド館の仕入れ価格が安い

メーカー  → その家具屋 への仕切りより

メーカー → 新井ベッド館 → その家具屋  と動く方が安く、ネット価格と同等以下で、その家具屋は販売が十分可能です

ただ、ここで問題は、弊社ベッド館が、あまり利益を取らずに、その家具屋に卸すこと

  実はこんな話、私・・・

大好きなんです  浪花節 その営業マン、かっこいいぜ

正直に、〇〇家具さんにウチの品を安く卸してあげて と言ったところが素晴らしい

何か適当なウソの理由を、私に言っても、バレないのに・・・

こうして無事、〇〇家具さんはお客さんに義理も顔も立ったのですが

気に食わないのは、そのあと

その営業マンが  「社長、案外優しいんですね」 と抜かしやがったのです

案外とはなんじゃー

ちょっと前のお話でした

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