こんなご質問をいただきました

お客様からご質問を頂戴しました

以下、原文まま

ウエブサイトを拝見すると、中国製マットレスやなんちゃって日本製マットレスの事について
否定的なご意見をお持ちのようですが、他の家具店に行くと中國製でも過去に問題がなかったといった発言や
なんちゃって日本製マットレスについても、質問してみたのですが、回答は 「本当に日本製です」といったものでした
この辺りはどのように考えればよいでしょうか?
おっしゃるように、中国製マットレス イコール粗悪品なのでしょうか?
また私の検討している ○○○○のポケットコイルマットレスはなんちゃって中国製なのでしょうか?
(おそらくなんちゃって日本製、の間違い)

私の回答 (これから同様のご質問に備え、定例文とするため、気合を入れてご返事しました)

以下原文まま

弊社の場合、「中国製マットレスは基本的に販売しない」 と決断して久しいですが、以前は販売していました
しかし、もともと中国製マットレスの品質に疑念を抱いていたこともあり、以前から販売数は極少量に抑えられていました
そのころは今ほどの専門知識も情報も持ち合わせず、そのころ弊社から中国製マットレスを購入された方々には
大変申し訳なく思います

しかし他店さんの場合、今までに大量に中国製を販売しており、今現在も相当量を販売していると思います
今さら、そして現在もバンバン販売している商品を、「実はあんまりよくないです」 とは口が裂けても言えないと思います

それに私は 「中国製マットレスが全て粗悪品」 とは申し上げていないですよ
ただ過去に相当量の中国製マットレスを切り裂いて内部を確認したら (有名メーカー数社のプロデュース品も含めて)
「たまたま」・・・ どれ一つとしてまともなものがなかっただけ、何百何千と切れば、中にはまともなものもある・・・かもしれません?

もうお忘れの方も多いと思いますが、数年前 「中国製の冷凍餃子毒入り事件」があり、いまだ未解決です
当初は 「中国産の冷凍食品は怖い」 という風潮でしたが、のど元過ぎれば
今では普通に売られています、しかし現在でも 「あさりの冷凍食品に除草剤が混入」していたり、他では大腸菌が混入していたり

こちらも「全ての中国製食品がそうではない」 のでしょうが、その可能性がある全ての中国食品を私は選択しません
マットレスにしても、その可能性があるものはベッド専門館の弊社では販売できない
という事です
いちいちカットして確認すれば? というお声もありますが、例えそのロットは大丈夫でも、二回三回とロットを重ねるうちに
内部構造が相当手を抜かれていた・・・というのは中国製によく聞く話・・・頻繁に切り裂いてまで確認するより
「弊社では中国製は売らない」 とした方がよいと判断したまでです

最後のご質問 「○○○○はなんちゃって日本製か?」 についてですが
限りなく怪しいです、なんちゃってと言い切ってもよいと思います
弊社ではポケットコイルスプリングの製造マシンをどこのメーカー、下請工場が保有しているか、を把握していますし
各メーカーが、ばねの原材料である硬鋼線をどこから仕入れているのか? というのもある程度特定しています
○○○○は自社で製造マシンを所有していませんので、どこかの下請が製造しているのだとしたら
どこどこが下請製造しているという情報は我々にも伝わってきます
しかしどこに聞いても、答は  「NО」

では秘密裏に製造マシンを所有して製造している可能性は?
製造マシンは非常に高価で、自社で新たに所有して製造しても、自社販売分だけでは、とてもペイできません
マシンを所有する、サータや日本ベッドがそうであるように、大規模に取扱店を募って販売しなければコスト的にペイできません
そうなると、おのずから我々にも情報が入ってきます

どこの下請にも製造委託していない、製造マシンも所有していない、バネ材も仕入れていない・・・となれば
考えられるのはただ一つ、中国などの海外からとしか考えられません

中国製とはっきり明記して販売する業者は潔いですし、なんちゃって日本製でも安く販売する業者は・・・100歩譲ってギリギリ許せるとしても

○○○○のように、なんちゃって日本製マットレスを高額 (良心的価格の本当の日本製マットレスより、微妙に安い値段)で
販売して大きな利益を得るのは、最も汚い悪質な消費者を裏切る行為だと思います
でもルール上はなんちゃってでも 「日本製」を立派に名乗れるので、疑わしい業者に尋ねても
胸を張って 「日本製です」 と答えるだけなので、聞くだけ無駄です

結果的に、このお客様は十分に納得され、サータのマットレスとフレーム等々をお求め頂きました

この方の場合は、疑問に思われたことを問い合わせいただいたので、上記のようなご回答を差し上げることができましたが

残念ながら 「敵」は大資本、大規模の企業、組織力も資金力も知名度、信用度も遥かに弊社より上です

「どこの馬の骨かわからん新井ベッド館より、知名度のある方が信用できる と考える方は少なくないと思います

そうした被害者(我々はそう考えます) を一人でもお救いするには、こうした地道な活動しか、馬の骨の家具屋 には術がありません(笑)

しかしこうしたご質問をいただくことで、こちらの 「より分かりやすく、より詳しく簡単に回答する」 という精度も向上していき

定例文化することで、効率も上がっていきます

ベッドの事で疑問に思われたら、どんどん遠慮なさらず問い合わせてみてください

お客さんとともに日々成長していく新井家具店ベッド館です

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新井家具東京汐留ショールームへ、ぜひお越しください!