お客様から頂くご質問で、多いのが下記のようなものです
① ポケットコイルは通気性が悪く、同じ所ばかり下がるのでヘタリが早いのでは?
② 床板はスノコでなければ通気性に問題があるのでは?
③ ベッドフレームは下に隙間が無ければ通気に問題があり、引き出し付きや隙間のないものは
ダメなのでは?
④ マットレスの側面についている通気用の金具(ベンチレ―ター) が付いていないマットレスは
通気が悪くダメなの?
⑤ スノコの床板にポケットコイルを搭載すると、スノコの隙間にポケットコイルが入り込んで
マットの耐久性に影響がでる?
大体が通気性を心配されての質問なのですが
この機会にまとめてお答えしておきます、全くなんの問題もありません(キッパリ)(笑)
当店は年間かなりの数のマットレスを販売しますが、その95%はポケットコイルマットレスですし
展示総数300台のベッドフレームのうち、スノコのフレームは20%前後、60台ほどです
反対に引き出し付きのタイプや、足元に隙間のないベッドフレームは過半数を占めます
数の原理から言って、スノコでないフレームも引き出し付きのフレームも大量に販売することになります
もし本当に通気等に問題があるのならば、今頃当店はクレームの対応にてんてこ舞いしているはずですが
絶対にそんなことはありません
マット側面の通気金具(ベンチレーター)も、9800円の中国製のマットレスに立派なベンチレーターが付いていますが
逆に20~30万円以上の有名ブランドマットレスにも付いていないものが数多く存在します
仮に本当に金具か゛必要ならば9800円につけられるものが30万円につけられないなんてありえませんよね(笑)
これも問題ありません、金具など無くてもバネの伸縮で「ふいご」の役割を果たし、生地の隙間から
いくらでも通気します(笑)
では、なぜこのようなお客様からの質問が多くなるのでしょう?
考えられるのは、他店やメーカーのショール―ムなどが、そのように説明しているためだと考えられます
ベッドに限らず、物を販売する上で商品アイテム数が多ければ多いほど有利で
300台の常設展示がある当店は、日々それを実感しています
しかし、それでもわざわざお客様の選択枝を狭めるような馬鹿な真似はしません
「スノコでないとダメ、引き出し付きはダメ」 は選択枝を大幅に狭める事につながります
もちろん問題が無いからでもありますが
どうして平均30~50台ぐらいしか展示のない、一般の家具店がわざわざその選択肢を狭めるような行為をするのか
これまで不思議でした
お客様に、「どこでそのような(①~⑤のような) 話を聞いてきたのですか?」 と伺うように心がけ
導きだした答えは・・・
そのように説明することで、自社のフレームが売れる可能性が高くなる某有名メーカーのショールームと
某家具店などがオリジナルに展開してるベッドフレームが、スノコのものであったという事実でした
結局、ベンチレーターの件にしてもそうですか゛、そのように説明することで
自社にかなりの利益をもたらすことができるので、それを行っているということなのです
これはベッドなどの、健康に直結する商品に対して特に言えることなのですが
商品のプラス要素、例えば 「この品は低価格高性能で、世界一素晴らしい」と何度話しても
耳に入らないお客様も、「この品は通気性が悪く・・・」とか「耐久性が悪く・・・」などと話すと
マイナス要素に対しては、過敏に反応され記憶にすりこまれやすいのです(笑)
一日に何度も、①~⑤の質問に対して、「違いますよ」と説明することが多いので
このブログを読まれて、少しでもその機会が減ることを願っております