私は 「活気」 と言うものが好きです 突然何のことか(笑) と思われるのかもしれませんが
高校性の頃、私は休みのたびに近くの八百屋でアルバイトしていました、その八百屋は個人商店ながら
あっちこちのレストランなどに食材を卸している、かなり元気な八百屋さん
八百屋の朝は早い、出勤は朝の5時 夏でもまだ夜の明けきれぬ時間帯、八百屋さんのあるところまでの
出勤は、眠たい目をこすりながら、当然まだ周りは眠っている時間・・・世間は動いていません
そんな中、八百屋さんの前に行くと、パ~っと明るくなります いえ照明だけでなく、人の動き、活発に出入りするトラック
すでに働いている人たちの怒号とかけ声 正にそこだけが別空間の 「活気」 に満ち溢れていました
その活気の中に身を置き、仕事をするのがたまらなく好きでした 連綿と受け継がれた商人としての血でしょうか
当然大繁盛していて、私は5人の友達を紹介して、彼らとともにバイトしていました その中の一人が社長の娘と結婚して、今は社長です
だから今でも 「活気」 のない店は嫌いです 私はよく 「空気がよどんでる」 という表現を使うのですが
展示会などでメーカーの各ショールームを回ると、結構 「空気よどんでいる」 活気のないメーカーが多い
そんなところには一度足を運ぶと、ほとんど二回目には行かない
逆にココは必ず足を運ぶ、と言うメーカーがあります、例え商品を仕入れなくてもです…活気が私を呼ぶのでしょうか
当然、自社も活気あるものにしたい 一個々々の商品をたっぷり利益を取って販売すれば、当然儲かります
しかし売れる回数、つまり回転率は下がります
一回販売して10万円儲かる商品があったとします、その同じ商品の儲けを4万円しかいただかなくても、むこうが1回売る間に
こちらは3回以上販売すればいいんです 当然3倍回数を売るという事は、配送経費も3倍、様々なリスクも3倍かかります
それを考えれば、どっちが得か正直わかりませんが タマにしか売れない家具屋と、その3倍以上あくせく売れて
せわしなく人も商品も動いている、つまり 「活気」 を感じる店はどちらでしょう
お客さんもメーカーも、そんな 「活気」 にやはり、吸い寄せられていくものだと私は信じます