ベッドメーカーに限らず、ブランドとして名前が認知されたメーカーが、最終的に考えているのは
ズパリ「小売」だと思う
ここはベッド館のブログなのであるブランドメーカーに絞ってお話しするとしましょう
まず家具問屋さんに尋ねます、「御社の総合カタログに長年にわたって掲載してきた、ブランドの商品
新カタログを制作する際、そのメーカーから掲載を断られませんでしたか?」
次に中小の家具店さんに尋ねます、「ア〇〇ーから直に変わるとき、切り捨てられるあるいは
余信額を勝手に設定され、文句を言うと売らなくてもいいよ的な態度をされませんでしたか?」
ある程度の売り上げを作っていた中小の家具店さんに尋ねます
「ア〇〇ーから直に変わったから、条件がよくなると考えていたら、掛け率は横ばいもしくは
逆に高くなりませんでしたか?」
また、余信額から一円でもオーバーすると 「オーバー分を先に入金しないと商品出荷しない」 と
ふざけたことを言われませんでしたか?
ちなみに余信額と言うのは、考えてみると奴らが「この家具屋の支払い能力はこの程度だろう」
「この枠のなかでなら、仮に倒産しても取っぱぐれても被害は最小限で済む」
と考えて設定した無礼千万な取引限度額のことです
・・・え? はい、新井家具店にも、奴らが勝手に設定した余信額はありました
面白いのは、優秀なはずの奴らが 「新井家具の支払い能力はこの程度」と判断して設定した限度額なのですが
その限度額を遥かに超えて、当店管轄の営業所が「売り上げが足りません、おねげーですから仕入れて下さい」
と、まるで時代劇に出てくる、年貢が払えなくて代官さまにおすがりする哀れなお百姓さんのように
売り込みに来ました
でも、そこは傲慢な奴らのこと「お安くいたしますので、おねげ―ですので仕入れて下さい」と言いつつ
「余信額を超えるので、先金払え」と、噴飯ものの営業スタイル
奴らまとめて、一頃流行った「ツンデレ喫茶」に再就職すれば指名率№1は確実でしょう(笑)
多い時は月に三度、このツンデレ営業が続きました
まあ、それは置いておいて
一時期、あれほどあったプロモーション商品、最近かなり減りましたよね?
デッドストックや販促のための商品がかなりなくなり、汚い倉庫などでクソ暑いときも寒い時も
メーカーの偉いさんの、くだらないスピーチを長々と聞かされてから、ペンを持たされ
ほら買え!! と買い物競争のような真似をさせられた処分市も恐らくなくなるか、激減するでしょう
ちなみに私は、おっさんがしゃべっている間、ずっとあさっての方向向いて携帯いじってましたが…(笑)
これらは、近い将来奴らが全国各地に開設したメーカー直営のショール―ムで「小売」を考えているから
だと私は思います
いわば今現在、我々は将来奴らが小売するための土持ちをさせられているわけです
上記は、そのための布石
奴らのペースにはめられ、奴らのブランド力を上げるために日々血と汗を流しているわけです
私はあんな奴らのために、「土持ち」をさせられるのはまっぴらごめんです
ゆくゆくは、直営ショール―ムで定番品を直販しつつ、大手家具店、ハウスメーカーなどには
オリジナル品を販売させて、住み分けを考えているのでしよう
直販になったからと言って、小売価格が安くなることは「無い」と断言できます
メーカーの望む高値安定、ネットややる気のある小売店の安売りも絶対にさせないでしよう
販路(小売店)は今後も減っていく一方ですから、メーカーは今まで以上に利益を追求していくはずです
そうなる前に、我々中小の家具小売店は対策を考えなくてはなりません
いや、そうなるのは時間の問題だとしても、新井家具店は及ばずながら流れに逆らい続けます